10月1日、無事に誕生日を迎えられました!
乳がんになってから、3回目の誕生日を迎えられるなんて、思っていなかったので、こうして今、生きていられることが、心からうれしい。
私は、日常的な母からの虐待、父からの性被害、四肢欠損、乳がんなど、本当に生まれた瞬間から色々なことがありました。
「複合的サバイバー」なんて呼ばれたりもしますが、過去は悲しみや憎しみに満ちていて、「どうして私ばかり?」とずっと苦しんでいました。
そんな中での乳がんの経験は、私の人生観をガラッと変える、大きなきっかけでした。今回は、その変化についてお話しします。

全摘手術直後 LINEのスクショは夫側
当たり前の日常がくれた幸せ
夫は私のために午前中仕事をめっちゃ頑張って、午後半休とって帰宅。
車に乗って二人でランチへ
和牛ハンバーグと珈琲

おいしい
愛犬ゴールデンドゥードル
過去の苦しみは「未来へのジャンプ台」考え方を変えたXの仲間
新婚旅行
夫と出会ってからもう20年か・・・ってハンバーグを食べながら夫婦で話してた。
“経験は宝物”
今思えば、
過去の苦しみはぜーんぶ未来のしあわせを築くための「土台」だ。
どうしてそう思えるのか?
それは、X(旧Twitter)を通じて多くのサバイバー仲間と出会えたから。

苦しくて仕方なかった過去の経験苦しかった経験は、私たちを繋ぐ共通の架け橋となった。
どんどん仲間が増えて「生きててよかった!」と心から思えるようになっていった。
悲しみも、憎しみも、傷つける人への念も、持ち続けなくていい。
それらの痛みの経験を教訓と力に変えて、重い感情は捨て去り、思いっきり飛躍したらいい。
こう思えるまでに20年以上かかってしまったけど、
乳がんになったからこそ、考え方が変わったんだ。
娘、息子、夫、愛犬…家族の愛がくれるやさしさ
私が知らないところで、プレゼントを選んで、
包装して、絵まで描いてくれた娘。

バイトの帰りにアイスを買ってきてくれた息子。

私のために忙しいのに半休してハンバーグをご馳走してくれた夫。
家族写真のためにおやつで釣られている愛犬。

ありふれた当たり前の日常が、ありがたくてしあわせなんだよね。