頑張って生きてきてよかった

学生時代に性暴力被害を受けた後、恐怖心から相手を訴える気は起きず、ずっと一人で耐えてたけど、今の旦那と出会い、当時あった警視庁の被害者支援センターに付き添ってもらったことがある。
 
そこでは、訴えるとどれだけの期間 裁判に時間を費やすことになるのか、どのくらいの服役で相手は出てくるのか、相手の弁護士からのひどい質問など、予想できるいろんなことを教えてもらった。
 
当時の私はもう職に就いていたし、彼との未来を加害者たちから壊されたくなかったから、訴えることをしなかった。加害者の出所後の報復のほうが恐ろしいと思ったから。それに相手は素直に罪を認めるとは思えなかったし。
 
今まで生きてきて、何も仕返しも反撃もしたことはなかったけど、20年以上前の被害経験を今回公表したことで、私の中でも完全に終わりにできた。
 
一番は私の存在が認知されて、助かる命があったと知り、私の人生も捨てたもんじゃないなと思った。
頑張って生きてきてよかったんだって。