近所からの嫌がらせも、近所からの無視も、息子のいじめも、親も誰一人と謝ってこなかった。
今日まで、なんでなんだとずっと私は憎しみの気持ちがあった。
父が毎日のように、カビが生えた餅を私に食べさせてきたこと。
自分じゃ絶対食べないのに、私にはそれぐらい平気だと食べさせたこと。
カビだらけ、ゴキブリがうじゃうじゃ動いている団地、畳には小さな虫がうじゃうじゃいる中で、
医者に頼んでタヒしてもらえという母側の祖母の言葉へも、憎しみでいっぱいだった。
「人の命を何だと思っているんだ」とずっと思ってきた
この怒りを親や祖母に言えなかったから、息子の命に関わるいじめという現実をひきよせ、
「人の命を何だと思っているんだ」と教師や相手にぶちまけて発散してきたんだ。
親と同じように誰も罪を認めない、苦しんだのは私だけという結果。
娘のアレルギー食材を担任から提供されたときも、担任は提供してないと嘘をつき、私はまた
「人の命を何だと思っているんだ」と学校、教育委員会へブチ切れたんだ。
人を変え、登場人物を次から次へと変え、次から次へとトラブルが起き、
一番言いたかった言葉と同じ状況を何度も何度も引き寄せて生きてきた。
エキストラはそこに気づかせるために使命を果たしただけなんだし。
いくらお金がほしいからって、ゴキブリがうじゃうじゃいる部屋に住みたくなかったよ。
布団に侵入してくる小さな虫も本当に嫌だった。喘息だったのに病院すら連れて行ってくれなかったから、走るたびに死にそうになった。原因がわかったのは大人になって、息が苦しくて、自分で病院に行って初めて喘息と診断されたからだよ。
カビだらけのお風呂で性的虐待されることも、虫がうじゃうじゃいる畳で父から襲われることも、
両親にぶん殴られてカビだらけの壁に体がぶつかることも、本当に嫌だった。
二人にとって私の命は大切じゃないことはわかってたけど、
でもこれも、私の使命を生きさせるためだったんだよね。
やっとお父さんとお母さんが私の親として存在していた意味がわかりました。
お父さんとお母さんも、自己犠牲を払ってまで、私にたくさんの学びをありがとうございました。