性加害者が8年で出所…私が語る「両親からの性被害」を乗り越えた回復への道

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「娘に性的暴行 娘を性欲の捌け口にする卑劣な犯行」というニュースを見て、心がざわついた方もいるかもしれません。私もその一人です。性被害者の心の傷は一生消えないのに、加害者はわずか8年で社会に戻る現実。理不尽さに胸が苦しくなります。

私も両親からの性虐待被害を経験し、さらにバイト先では社長夫妻による3か月間の性暴力被害も受けました。被害現場を奥さんに撮影されました。

私の場合は親も加害者も怖すぎて警察に行くことはできませんでした。被害状況を誰にも打ち明けられず、今の夫に助けてもらうまで、長い間ひとりで抱え込んでいました。

被害から20年以上が経ち、ようやくこうして言葉にできるようになりました。それほどまでに、性被害の記憶は心を深く傷つけ、人生を大きく揺さぶるものです。

この記事では、同じ痛みを抱えるあなたに、私自身の体験をもとにした回復への道をご紹介します。


性被害・虐待を経験したときの心の傷

性被害や虐待を受けると、心には深い傷が残ります。被害は決して「あなたのせい」ではありません。しかし、子どもを守るべき親から日常的に暴力を受けると、自分を責める気持ちが強くなり、生きる希望を失うことになります。

私自身も当時は一人で隠れて泣きながら時間が経つのを待つ日々でした。「もう生きていたくない」と思うほど追い詰められていました。

被害者が抱える心理的な負担は多岐にわたります。

  • PTSDやフラッシュバックによる苦痛

  • 強い不安症状が日常生活に影響

  • 自己否定や罪悪感に苛まれる

  • 相談する相手がいない孤独感

  • 加害者が身近にいる恐怖

  • 報復や、撮影された映像が拡散される恐怖


児童への性加害の現実と統計

児童を対象にした性犯罪は、世界的にも深刻な社会問題です。
日本の警察庁統計(2022年)によれば、児童を対象とした性犯罪の検挙件数は1,600件を超えており、その被害者の多くは10代の女性です。加害者は必ずしも見知らぬ人ではなく、家庭内や職場など身近な人間関係の中で起こるケースが多いことも特徴です。

海外の研究でも、未成年への性的嗜好を持つ加害者は再犯率が高いとされ、社会復帰後の監視体制や治療プログラムの重要性が強調されています。


性被害・虐待から回復するための具体行動

  1. 自分を責めない

    性被害は、いかなる状況であっても 被害者の責任ではありません。被害者が「自分が悪かったのではないか」と感じてしまうのは、トラウマ反応の一つであり、多くの方に見られる自然な心理的反応です。

    しかし、責任は常に加害者にあります。自分を責めることは、心の回復を妨げてしまう要因となります。まずは 「自分を守ること」 を最優先に考えてください。

    心理学的にも、「自己否定感を和らげること」が回復への第一歩であるとされています。安心できる場所で休息をとり、信頼できる人や専門家に気持ちを話すことで、少しずつ心が回復へと向かっていきます。

  2. 客観的事実の保持と医療機関の受診

    性被害を受けた際には、まず 身体の安全と健康を守ること が最優先です。衣服や下着が破損している場合、証拠として重要な役割を果たすことがありますので、決して捨てずに保管してください。

    速やかに医療機関を受診し、身体的な傷の治療を受けるとともに、必要に応じて性感染症検査や緊急避妊の対応についても医師に相談することを推奨します。

    また、被害状況を記録しておくことは後の法的対応や支援機関への相談の際に大きな助けとなります。

    • 被害を受けた日時や状況を日記として残す

    • LINEやメールなどのやり取りを保存する

    • 写真やスクリーンショットを整理しておく

    これらは被害を裏付ける 客観的な証拠 となり、警察や法律相談を行う際にも有効です。

  3. 専門家のサポートを受ける

    心理カウンセリングやトラウマ専門の治療は、PTSDや不安症状を軽減するうえで非常に有効です。信頼できる専門家と伴走することは、その後の回復に大きく作用します。

    ただし注意が必要なのは、すべてのセラピストやカウンセラーが性被害に特化した支援経験を持っているわけではない、という点です。場合によっては、被害者の体験を十分に理解できなかったり、不適切に取り扱われてしまうこともあります。

    そのため、可能であれば 性被害や虐待の経験経験者、あるいは 同じような体験を乗り越えたカウンセラー を選ぶことをおすすめします。被害経験を共有できる専門家であれば、共感や理解がより深く、安心して話せる環境につながります。

    一方で、まれに被害体験を「宣伝材料」として扱うセラピストも存在します。そのため、相談先を選ぶときは、信頼できる専門家かどうかを見極めることが重要です。

  4. 安全な環境を確保する

    心の回復には、まず 安心できる生活環境を取り戻すこと が欠かせません。被害を受けた場所や加害者とつながる人間関係から距離を置くことは、再び傷つけられるリスクを減らし、心の安定につながります。

    可能であれば、信頼できる友人や支援団体、シェルターなどの協力を得て、安全な住環境を整えてください。特に性被害のケースでは「身の安全が確保されている」と実感すること自体が、PTSDや不安症状を和らげる重要なステップになります。

    安心できる場所に身を置くことは、逃げることではなく 自分の心と体を守るための回復行動 です。


私の悲惨体験から学んだこと

回復への道に必要なのは、一人で耐え続けることではありません。

性被害の痛みは深く、回復には時間がかかります。ですが、

  • 自分を責めないこと

  • 心と体の安全を確保すること

  • 支援を求める勇気を持つこと

これらを意識するだけで、少しずつ前に進むことができます。人に傷つけられた心は、人の支えによって回復していきます。


私がそうだったように、あなたもきっと大丈夫です。

支援を求めることは決して弱さではなく、回復への道に踏み出す一歩です。

私は、性被害・虐待を経験したカウンセラーとして、あなたの心の回復をそっと支えていきます。


安心できる場所で、あなたのペースで、

なんでもはなしてね

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こころの傷相談室 代表 mana

こころの傷相談室 代表 │ カウンセラー mana

虐待・性被害・いじめ・四肢障害・口唇口蓋裂・乳がんサバイバーとしての経験を経て、子どもを守るために学び直し、カウンセラー資格を取得。現在は心の傷やトラウマに悩むご家庭をサポートしています。

メディア実績:Yahoo!ニュース掲載、日刊SPA掲載、NHKハートネットTV出演、NHKニュースウオッチ9出演、日テレ「スッキリ」出演ほか多数。活動詳細・SNSリンクは こちら

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投稿者:

mana

先天性四肢障害や口唇口蓋裂に心を痛めている方、 暴力による虐待・性虐待・性被害・いじめ・不登校など、自身の経験を活かし活動しています。心の悩み相談・体の悩み相談とカウンセリング。

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