りゅうちぇる死去から考える心の寄り添い方

 

このブログを読んでくださっているみなさん

いかがお過ごしでしょうか。

りゅうちぇるさん死去

今朝は昨日のりゅうちぇるさんの死去のニュースによってみんなが心が揺さぶられる

感覚がしているのではないかと感じています。

愛を探し続ける人生

りゅうちぇるさんはテレビで

「愛を探し続ける人生だ」といっていました。

「自分の居場所をつくって愛をあきらめない」んだと。

さらに何かつらいことがあったとき、「泣いていいよと言われたことで弱い自分を見せてもいいんだと思った」ともいっていたことがあります。

テレビで観ていてなんとなく危うい感覚は私はしていました。

でも、今回のことはだれも予期できなかったと思います。

りゅうちぇるさんの二面性

りゅうちぇるさんは言語化能力に長けていると感じていました。

何か悟っているような、きれいな言葉がたくさん並んでいましたよね。

それが本当の気持ちから出た言葉なら、こんなことにならなかったかもしれません。

りゅうちぇるさんがテレビで「あなたがつらい時、あなたの居場所になるよという言葉を悩んでいる人に使っていきたい」と言っていたことがありましたが、

テレビにうつる、りゅうちぇるさんの言葉は、本当は二面性があったんじゃないかと思います。

大きな人生の決断をし、自分らしく生きることが素晴らしいことだと見せている反面、

心の奥底は苦しくて悲しくて、もがいているりゅうちぇるさんがいたんだと思います。

二面性は統合しておいた方がいい

人は基本、二面性をもって生きています。

それがかけ離れすぎてしまうと、本当の苦しんでいる自分が分離してしまい、行動を起こしてしまう。衝動的に。

それはもう誰も予知できないし、だれも止められないのです。

この二面性は統合しておけたらこうはならなかったかもしれません。

でも今となっては・・・ですね。

あなたに私の何がわかる?

ここに相談してと伝えても、本当に悩んでいて、どうしようもならないときなんて、人は相談するはずないんです。

相談しても、自分が責められるんじゃないかとか、分かってもらえないんじゃないかと思ったら相談なんかできないんですよね。

うん わかる。

わたしもそうだったから。

相談したって「あなたに何がわかる?」「今のこの辛い状況を変えてくれるわけもないのに。」

とわたしは思っていたからね。

心の寄り添い方

じゃあどうしたらいいのかってカウンセラーの視点から考えてみると

大きな決断をした人や、人生のターニングポイントに立つ人のそばにいる人は、その人が

  • 孤独にならないように見守っていく
  • 気にかけてあげる
  • 元気そうだから大丈夫だろうと思わない
  • 困難なことがあっても他に生きることの楽しさを伝える
  • 失敗や立ち止まることは悪いことではないことを伝える
  • 誹謗中傷があっても、今いる狭い世界をみるのではなく、世界は広いことを伝える

 

自ら断ってしまうのは、未来に希望が持てないから自ら命を絶ってしまうのです。

死んだら楽になるのか

そんなことは誰にもわかりません。

でも、自ら断たなくても人はいつか必ずそういう日は来ます。

これからの課題

寿命が来る日まで、どうしたら楽しむ世界を作っていけるのか。

単調な日々が、楽しい毎日になるように、ささいなことで幸せを感じられる価値観を身に着けていかないと、これから生きていく私たちの生活は苦しいかもしれません。

 

人が楽しめる生活を作っていくことはこれからの課題ですね。

これは国にも頑張ってもらわないといけません。

 

りゅうちぇるさんの本当の心の叫びを出せる人が、もっとたくさんいれば助かったかもしれません。

死を選ぶこと 生きること

とても難しい問題です。

 

最後に

りゅうちぇるさんのご冥福をお祈り申し上げます。