はじめに
不登校やいじめ、起立性障害で学校に行けない子どもを前に、親は「なんて言葉をかければいいのか」と悩むと思います。
「将来が心配」「学校に行かなくて大丈夫なの?」という不安と同時に、子どもへの声かけで傷つけてしまわないか恐れることもあるでしょう。
子どもに必要なのは「登校の強制」ではなく、心に安心を与える一言です。
不登校は「弱さ」ではなく心のSOS
心理学から見た不登校
文部科学省の調査でも、不登校の理由の多くは「いじめ」「人間関係の不安」「強い緊張や心身の不調」です。
つまり、不登校は 心を守るための自然な防衛反応。
息子もいじめによって不登校を選択した時期がありました。
そのとき「行けない」ではなく「行かない」を選んだのは、心を壊さないための選択だったのです。
不登校の子どもを追い詰める言葉・救う言葉
言ってはいけない言葉
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「みんな行ってるんだから、あなたも行きなさい」
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「学校に行かないと将来困るよ」
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「甘えてるだけでしょ」
これらは、子どもの 無力感や罪悪感を増幅させる危険な言葉です。
笑顔を取り戻す魔法の一言
それは――
「学校よりも、あなたの命が大事」という言葉です。
この一言で、子どもは「ありのまま受け入れられた」という安心を感じ、自分を肯定することができるようになります。
親ができる3つのサポート
① 無理に登校を促さない
「休んでいいんだよ」と伝えることが、心を守る最大のサポートです。
② 安心できる居場所をつくる
家庭が「責められない場所」であることが、子どもの回復の土台になります。
③ 気持ちを話せる時間をもつ
「今日はどんな気持ちだった?」と短い対話を重ねることで、子どもは少しずつ感情を言語化できるようになっていきます。
不登校と起立性障害 ― 見えない苦しみを理解する
起立性障害は、朝になると強いだるさや頭痛で起きられない病気です。
多くの親が「怠けているのでは?」と誤解しますが、医学的に証明された自律神経の不調です。
子ども自身も「行きたいのに体が動かない」ことで、強い無力感を抱いています。
だからこそ親が「怠けではない」と理解し、安心を伝えることが回復の第一歩です。
実体験から伝えたいこと
私は二人の母として、そして心理学を学んだカウンセラーとして、こう伝えたいです。
回復には時間がかかっても、笑顔を取り戻せる日は来ますと。
息子は不登校と転校、PTSD心的外傷後ストレス障害を経験しましたが、今はそんな悲劇はなかったかのように未来を描けるようになっています。
その支えになったのは、「学校より命が大事」という言葉と、今のつらい状況だけしか見えていない状況から、3年後、6年後、20年後を想像させたことです。それと、つらい、悲しい、助けてといつでも言える親子関係を作ったことだと思います。
まとめ ― 子どもの笑顔を守るために
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不登校は弱さではなく、心を守るサイン
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子どもを追い詰めるのは「比較」や「脅し」
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救うのは「あなたの命が一番大事」という安心の言葉
どんなに暗いトンネルにいるように見えても、子どもは安心の中で必ず光を取り戻します。
あなたへ
もし、あなたやお子さんが同じように苦しんでいるなら――
どうか一人で抱え込まないでください。
一緒にあなたとあなたのお子さんに関する悩みも解決していきましょう。
なんでもはなしてね。

