はじめに
「私が悪かったのかもしれない」「抵抗できなかった私がいけなかった」――性被害を経験された方の多くが、このように自分を責め続けています。
けれど、どうか心の片隅に留めておいてください。性被害は、あなたのせいではありません。
内閣府の調査(2021年「男女間における暴力に関する調査」)によると、日本では女性の約13人に1人、男性の約36人に1人が生涯で性暴力を経験しています。決して「自分だけ」ではないのです。性被害は社会的な課題であり、あなたの責任ではありません。
罪悪感という「二重の苦しみ」
性被害のトラウマは、心に恐怖と無力感を残すだけでなく、「私が悪い」という罪悪感も植え付けます。
- あのとき逃げられなかった
- 嫌だと大声で言えなかった
- 誰にも言えない自分が弱い
心理学的には、これは脳が生き延びるためにとる自然な防衛反応です。フリーズ(凍りつき反応)は弱さではありません。
トラウマ研究でも「動けなかったこと」は防衛の一部であると示されています。
詩人マヤ・アンジェロウはこう語っています:
「人は何度でも立ち上がることができる。」
性被害体験はあなたのせいではありません。今日まで生き抜いてきた事実は、あなたの強さの証です。
「私が悪かったんじゃない」と思えることが回復の第一歩
カウンセリングを受ける方の中には、涙ながらにこう語る方もいます:
「初めて“あなたは悪くない”って言われました」
安心できる人から繰り返し「あなたは悪くない」と伝えられることで、少しずつ罪悪感がほどけ、自己肯定感が戻ってきます。
性被害の回復は、自己肯定感を取り戻す過程でもあります。
私自身も経験者だから寄り添える
私は「こころの傷相談室」代表ですが、実は私自身も 虐待・いじめ・性被害・乳がん・先天性四肢障害・口唇口蓋裂 を経験しました。
母に手をアイロンで焼かれ、父からの性暴力で腰椎を折られ、バイト先で社長夫妻から性暴力を受けました。それでも、今はカウンセラーとして活動しています。
だからこそ、私は「苦しみは現実に起きうること」「それでも回復できること」を誰よりも知っています。
経験者だからこそ、安心して話せる場所があると感じていただけるはずです。
カウンセリングでできること
私のカウンセリングでは、次のことを一緒に進めます:
- 安心できる空間で話すことで罪悪感を手放す
- トラウマ反応を理解して心を楽にする
- 少しずつ自己肯定感を回復する
- 「私も生きていていい」と思える感覚を育てる
- トラウマや心の傷を癒す
性被害カウンセリングは「忘れさせる」ことではなく、傷と共に生きやすくなるための回復プロセスです。
自宅や日常でできる具体的ステップ
カウンセリングに通えない方でも、性被害からの回復・自己肯定感の取り戻し方を日常の中で始めることができます。
- 感情を書き出す:日記やメモで体験や気持ちを整理する
- 呼吸やリラックス法:深呼吸や軽いストレッチで心を落ち着ける
- 小さなことを振り返る:「今日も生き抜いた」というだけで自己肯定感の種を育てられる
これらは小さな一歩ですが、継続することで「心を整える力」になります。
さいごに ― あなたへ贈る言葉
ヴィクトール・フランクルはこう語っています:
「人生の意味は、苦しみの中にも見つけることができる。」
性被害の傷に押しつぶされる必要はありません。
苦しみの記憶を消すことはできませんが、心が少しずつ軽くなり、日常を取り戻すことは可能です。
あなたが今ここに生きていること、それだけで大切で価値があります。
もし「もう少し頑張って生きてみよう」と思えたなら、その気持ちを大切にしてください。
一人で抱えきれないときは、どうか私に話してください。
経験者である私だからこそ、安心して寄り添えます。
一緒に、心の傷から解放される道を歩んでいきましょう。
✅ ご相談はこちらから
