はじめに
いじめや不登校は、子どもや家族に深い心の傷を残します。
「なぜ学校に行けないの?」「将来は大丈夫なの?」と不安を抱える親御さんも多いでしょう。
けれど、心理学的に見ても、不登校は「弱さ」ではなく心が限界を迎えたサインです。
今回は、私自身の体験と親子で向き合った経験、さらにカウンセリングで学んだ知識をもとに、いじめや不登校によるPTSDの症状からの回復方法や心のケアの具体的な方法について詳しくお話しします。
いじめが残す心の傷 ― PTSDとして現れること
いじめは「時間が経てば忘れられるもの」ではありません。 強い恐怖や絶望体験は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)として長く心に残ることがあります。いじめ後遺症として現れる症状には、以下のようなものがあります。
心理的症状:強い不安感、抑うつ気分、自己否定感
身体的症状:不眠や悪夢、頭痛・腹痛、食欲不振
行動や社会性への影響:対人関係の回避、学校や職場への不安、孤立感
長期的な影響:フラッシュバックや恐怖の再体験、自尊心の低下、将来への挑戦の消極性
私の息子も、小学校一年生の入学してすぐの時期に、集団暴行により階段から突き落とされ、PTSDを発症しました。
夜眠れない
突然のフラッシュバック
強い不安感
私も息子のこうした症状に苦しむ姿を、母親として見守るしかできなかった時期があります。
けれど実体験を通して学んだことで、「心の傷は癒せる」という希望を知りました。
不登校は弱さじゃない ― 心のSOSとして理解する
文部科学省の調査によると、不登校の児童生徒数は年々増加し、過去最多となっています。
理由の多くは「いじめ」「人間関係の不安」「強い緊張や心身の不調」です。
つまり、不登校は弱さではなく心の防衛反応なのです。
息子の場合も、学校に行かないと選択したことは「心がそれ以上に壊れないための選択」でした。
哲学者ソクラテスはこう語っています:
「自分を知ることが、すべての知恵の始まりである。」
不登校は「自分を守るための行動」であり、責められる必要はありません。
親ができること ― 「登校」よりも「安心」を優先する
不登校の子どもを持つ親御さんは、「どうすれば学校に行けるようになるか」と悩みます。
しかし、まず優先すべきは「安心できる環境」です。
私が実践したことはシンプルでした。
- 無理に登校を促さない
- 「学校よりも命が大事」と伝える
- 安心できる居場所(家や相談室)を整える
- 気持ちを話せる時間をつくる
この積み重ねが、息子に「安心」を取り戻すきっかけとなりました。
「不登校 親ができること」は、子どもの心を守ることに尽きると確信しています。
不登校と将来の不安 ― どう向き合うか
多くの親御さんが「このままでは将来が心配」と不安になります。
実際、「不登校 将来 不安」という言葉はインターネットでも多く検索されています。
しかし、研究では「一度不登校を経験した子どもでも、その後の進路を見つけ社会で活躍する例は多い」とされています。
大切なのは「今の安心を積み重ねること」。
安心の基盤ができれば、子どもは必ず未来へ歩き出します。
私と息子の回復体験談
私は母親として、そしてカウンセリングを学んだ支援者として寄り添いました。
・心理学を学び、PTSDの理解を深めた
・安心できる環境を整えた
・死にたいと泣く息子に、明るく生きている未来を想像させた
・少しずつ外の世界とのつながりを取り戻させた
時間はかかりましたが、息子は心の傷から回復し、再び未来を描けるようになりました。
この経験から言えるのは、「回復には時間がかかっても必ず可能だ」ということです。
自宅でできる心のケア方法
不登校やPTSDを抱える子ども、また支える親自身も、日常でできるセルフケアが大切です。
- 感情を書き出す:親子で「今日の気持ち」を紙に書いてみる
- 呼吸法やストレッチ:心身を落ち着ける習慣をつくる
- 小さな安心を積み重ねる:「今日も1日楽しく過ごせたね」などと声をかける
これらは「自己肯定感」を少しずつ回復する土台になります。
さいごに ― あなたへのメッセージ
心理学者カール・ロジャーズはこう語りました:
「人は誰しも、自分の中に成長と回復の力を持っている。」
いじめや不登校の傷は深いものです。
それでも、安心できる環境と寄り添う人があれば、回復は必ず可能です。
あなたやお子さんが今ここに生きていること、それだけで尊く価値があります。
もし将来への不安や孤独を感じたときは、どうか一人で抱え込まないでください。
一緒に、心の傷を癒し、あなたとあなたのお子さんに関する悩みも解決していきましょう。
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