先天性四肢障害・口唇口蓋裂のかたの相談とカウンセリング

ココロの傷.comでは、生まれつき指が欠損している、裂手裂足症、絞扼輪症候群など先天性四肢障害をもつかた、口唇口蓋裂の方や子どもたちのカウンセリングと相談・サポートを行っています。

四肢障がいに悩んでいるみんなへ（手(て)や指(ゆび)の形(かたち)がみんなと違う(ちがう)ことに悩(なや)んでいるみんなへ）

その手足は嫌い？
それはどうして？

みんなと違うから？
みんなにじろじろ見られるから？

こんな手足じゃなきゃよかったって思っているかな？

あの人が手足を見てくること
あの人が手足を見てコソコソ何か言っていること
あなたには全部わかっちゃうよね

ばれない様に悪口言ったり、見てくること
あなたは全部気が付いているんだよね

それが嫌で傷ついて
誰かに相談しても
そんなはずはないだろうとか
思い込みが激しいとか言われてきたんだよね

長くてきれいな指を持った大人がさ、
もっと強くなりなさい、気にしないの、って言ってくるでしょ
それってひどいよね

あなたに私の何が分かるって言いたくなるよね
辛いね　悲しいよね　たまらないよね

誰にも気持ちを分かってもらえないんだもんね
ずっと隠し通せたらいいのにって思うよね

私も同じ気持ちで生きてきたよ
私の周りには手足２０本がきれいに揃っている人しかいなかったから。

孤独とずっと闘ってきたんだ。
今でもふと自分の手を隠す時も、もちろんある

でもさ、この手足を通じて
人間のいろいろな面をみれたんだ。

冷たい人　優しい人　裏表がある人　助けてくれる人　ただそばにいてくれる人　口先だけ心配しているといって心では嘲笑っている人
いろんな人がいたよ

生まれた時から人よりちょっと苦労している私たちは
人の痛みが分かるようになったよね

私達はたくさん辛い思いをしてきたから
人から傷つけられたことと同じことはしないもんね。それが学びなんだよ。手足のおかげで学んだことの一つじゃないかな。

簡単に人を傷つけられる人よりも、人の痛みを心からわかっているあなたたちの方が、本当の意味で幸せになれるよ。

あとね
超えられることしか人生では起きないんだって。

あなたを傷つけた「あの人」が手足に障害を持っていない理由は
その「あの人」では障がいという困難を超えることができない弱さしか持っていないから。
だから「あの人」には綺麗な手足がついているんだって。

障がいを持っているということは、その障がいをあなたは乗り越えられるということ。
だから障がいを持って生まれてきたんだと思うよ。

とても強い心をあなたは持っているんだよね。

きっとどんなことも乗り越えられる。
あなたの障がいが、いつか素晴らしい武器に変わるかもしれないよ。

なんだかワクワクしてきたね。

きっと大丈夫！私もそばにいるよ。

お子様の四肢障害で心痛めている方へ

私の右手は中指、薬指、小指が数センチしかありません。

左手は人差し指と中指は くっついて生まれてきて、

生まれてすぐに切り離す手術をしたので、関節が固まり、二本とも指が曲がらず棒のようです。

薬指は形で言ったら 雪だるまみたいな形です。

結婚指輪は雪だるまの指にははめられず、 左手の小指にはめています。

子どもたちはよく、雪だるまの指を、 おっぱい、ぱいぱいといい、 しゃぶりだします。

両足も同じような感じで、 口唇裂もあります。

見下す人もいるけど、その逆もいます

この手足と唇の障害によって、 苦しんできたことは確かに たくさんありました。

見た目が普通なら どんなに楽かなと今でも もちろん思います。

おつりのやりとり、じゃんけん、 試着室、プール、美容室のカット前に着るあのビニールっぽいものに腕を通す時、傘を持ったり、つり革をつかむ時、初対面の人と話すとき、文字を書くとき、筆を持つとき…

今考えただけでも、 つらつらといっぱいでてきます。

リコーダー、悪口、陰口

親戚、両親からの差別。

障害を持っている人を 見下す人も世の中には たくさんいます。

でも、その逆もいます。

普通に愛してくれる人もたくさんいる

私の夫のように、 普通に愛してくれる人間もいます。

私の場合は、夫に出会う前までは、 私を見下す人しか記憶にありませんでした。

それは私の場合は、親の育て方にありました。

母親自身が障害に強い偏見や劣等感があったから、そういう意識を詰め込まれたのが原因の１つだと思います。

だから私が気にして隠して暗くなって… の悪循環でした。

「私は私」に変わりはない

障害を持っている私本人は、 使いづらい指については、 本当に使いづらいと イライラするときはありますが、

だからといって、「私は私」に変わりはないのです。

私の中で「自分は人と違うんだ」 という認識は、幼いときはありませんでした。

「自分は人と違うんだ」 という認識に至ったのは、 周りが、特に親戚や母親が、

「あなたは人と違うんだから、 その手と足を隠しなさい」 と頻繁に言ってきたからです。

自分は人と違う、 隠さないといけない という不安な気持ちにしたのは、 周りの人間です。

こうなると自尊心もなくなるし、 おしゃれもする気持ちにもならないし。

隠さずその子のすべてを認めてあげてほしい

幼いときは隠せても、 だんだん隠しきれなくなります。

とくに子育てをして初めて 「隠していられない」 という状況になりました。

それならば、最初から隠さずに 育ててあげてほしい。

その子の全てを認めて、 大切に育ててあげてほしい… そう思います。

私がそう育てて欲しかったと、 今でも思うことの１つです。

「大変な思い」は必ず学ぶ目的と意味がある

だけど、こう言いながらも、 私の子ども2人は障害を持っていません。

私はたくさんの障害を持って 生まれてきたけれど、

私自身が障害を持っている子を 育てたことはありません。

だから、私が言える立場ではないと 思いますが、

大切なお子様が、この世に生まれたこと、 ご両親を選んで生まれてきたこと、

それだけでも深く尊い意味は ちゃんとあります。

だって、他でもない、 あなたを親として 選んできたんだもん！

他の親ではなく、 あなただからこそ 大切に育ててもらえると 判断したから、 あなたの元に 生まれてきたんだもん！

私は、 自分の生まれた使命を全うするには、 私の親が必要だったから、

両親を選び、 この身体で生まれることに決めて 生まれてきました。

このことを知るまで、 このたくさんの障害によって、 大変な思いをしてきました。

後になって今 思うのは、 「大変な思い」は必ず、 学ぶ目的と意味があって 「大変な思い」をする必要があったし、

「大変な思い」を乗り越えられなかったことは 一度もありませんでした。

超えられないことは、 本当に訪れてこないです。

超えられない、耐えられないと 思うことが起きたとしても、 そこで必要な学びや成長が必ずあります。

それはしばらく経てばわかってきます。

だから、不安になることはありません。

お父さんとお母さんの笑顔が子どもにとって一番の幸せです

生まれた時に障害を持って生まれていなくても、 人なんていつどうなるかわかりません。

あなたやあなたのお子様を 傷つけた誰かも、 いつ障害を負うかなんてわかりません。

未来の不安は少し横の箱にしまって…。

今できること、

お父さんとお母さんがニコッと 微笑んでくれることが、 子どもにとっては一番の幸せです

もし、あなたやあなたのお子様の心を 傷つける誰かがいるときは、

私がその心の傷を癒すお手伝いをします。

私も心と身体に深い傷を負った1人です。

一緒に歩んでいきましょう

きっと大丈夫！

ココロの傷.comではいじめや不登校などで悩む方の相談とカウンセリングを行っています