殴られる、蹴られる、触られる…虐待（ぎゃくたい）、さわられる、いやなことをされる…性虐待などを受けたときの相談とカウンセリング

ココロの傷.comでは、虐待や性虐待を受けているお子様、過去に受けたことがあり心に傷をもつ方のカウンセリングと相談・サポートを行っています。

虐待（ぎゃくたい）をうけたあなたへ

お父さんやお母さんが近づいてくる足音・・・
お父さんとお母さんの鬼のような目つき
怒鳴り声
高く振り上げたあの手

腐ったご飯やカビの生えた食事を無理やり食べさせられたり、
罰として外に出されて普通の生活をさせてもらえなかったこともあったよね
髪の毛つかまれて頭を激しく揺さぶられたり

身体に焼きを入れられたり、階段から突き落とされたり
ピアノを間違えただけでピアノのふたを手に落とされたり

怖かったね。とっても怖かったね。

自分が悪いことをしたから親を怒らせてしまったって思っているのかな？
それは違うよ
あなたは何にも悪くないんだよ。

親はあなたに愛することの大切さを教えなければいけなかったし、
あなたの心と身体の育成をしなければならない存在なの。

でも親から教わったことって、怖さと言いなりになることと、我慢することだったよね。
よく生きてきたね。よく耐えてきたね。えらいよ。

一人でずっと我慢してきたんだよね
そんなひどいことをする親の事も
こんな風に思っているんだよね？

『全然ひどくないよ、良いお父さんとお母さんだよ』って。

お父さんとお母さんの事が大好きだから
かばってしまうんだよね。

お父さんとお母さんに愛されたくて
どんなことをされたって、我慢が出来たんだよね

本当は鬼のような目つきじゃなくて、にっこり笑って大好きだよって言ってもらいたくてずっとがんばってきたんだよね。

もうがんばらなくていいよ。

苦しかったこと、辛かったこと、泣きたくても泣かずにいた時のこと
全部私に話して。

そろそろ我慢をやめる時が来たよ。
今の環境や状況を変えて行こう。
助けを求めよう。

それが無理なら、せめて心の傷の整理整頓は私と一緒にしていこう。

あなたの心はあなたのもの。
痛い思いや悲しい思いをさせる人のいう事は、もう聴かなくていいよ。

性虐待（せいぎゃくたい）を受けたあなたへ

その胸は あなたのもの
その子宮もあなたのもの

傷つけた人のものではないよ

深呼吸してその悲しみを
呼吸と一緒に吐き出してみよう

どうかな…
少し 楽になってきたかな

涙が流れたのなら
それも一緒に流して

自分を感じて
自分の心の痛みを感じて
自分の傷ついた身体の痛みを感じて

心をなくさないで
身体を忘れないで
ちゃんと痛みを感じて

感じきった先に
光は見えてくるから
大丈夫

今のままで
今のあなたで

悲しむこと 怒ること 痛がること
やめようとしないで

辛かったね
悲しかったねって

自分で自分を
ゆっくりと
いたわってあげて

きっと大丈夫　私もそばにいるよ

虐待をしてしまう大人のかたへ

大切な人を叩いてしまう

大切な人を怒鳴ってしまう

大切な人を蹴ってしまう

食事を与えない、外に追い出す…

これらはすべて、虐待です。

あなたのこどもは、愛されるために生まれてきた

あなたの手はこどもを殴るためのものではありません。こどもをなでるためにあります。

あなたの足はこどもを蹴るためのものではありません。こどもと一緒に歩んでいくためにあります。

あなたの口はこどもを罵るためにあるものではありません。こどもにあなたの愛を伝えるためにあるのです。

あなたのこどもはあなたに愛されるために生まれて来たのです。

わかっていてもやめられない。

あなたに思い当たることはありませんか。

こどもを叩きたくなるときのことを思い出してみて下さい

大切なお子様を叩きたくなる時の事を思い出してみてください。

ご自分が小さかった時、あなたもずっと我慢してきたことを。

なのに自分のこどもは自由に言ったりやったりできる。そんな時に怒って反応してはいないでしょうか？

自分は怖い親に口答えしたり、逆らったりすることが出来なくて我慢してきたのに…と思ってしまうまさにその時に暴力は起こっていないでしょうか。

それは大人のあなたの心にまだ残っている感情があるのかもしれません。

あなたのお子様は、何も悪くないのです。

暴力を使って教えようとしたり、暴力で言いなりにさせようとしても、こどもは言うことを聞きません。

なぜなら・・・

あなたも怒鳴ったり思い通りにさせようとする人の話を聴こうとは思わないですよね。

怒鳴っても叩いてもこどもは言うことを聞きません

私は幼い時、「怒鳴る人の言葉はもう聴かない」と決めた瞬間があって、当時の状況を未だ鮮明に覚えています。

「助けて」と叫んでも余計に痛めつけられることが続いた時、「もう２度と助けてと言わない」と決めた瞬間も未だ鮮明に覚えています。

人間の五感すらこどもは消せるのです。

お子様のことを「こいつは全然話を聴いていない」という前に、

今まで大声を張り上げて叱ったことを反省し、謝罪し、

お子様の視線に背丈をあわせ、両手をそっと握り、ゆっくりとした優しい口調で話しかけてあげてみてください。

それを続けていくうちに、お子様が自ら消し去った五感も戻ってくると思います。

怒鳴らなくても、殴らなくても話を聴いてくれるようになっていきます。

こどもは、あなたを怒らせたいのではなくて、あなたがこどもの時から我慢してきた感情に気付かせてくれているだけかもしれません。

こどもってそんな役目を持って生まれてきていたりもするのです。

性虐待をしている大人のかたへ

なぜ大切なお子様のことを裸にしたり触ったり嫌がることができるのですか？

子どもを育てていく中で、実際にこどもの体を触ることが何の教育になると思っているのですか？

あなたがこどもにそれを教えなければ、こどもはそんなことを知らずに生きていけたのに。

あなたがこどもにしたその行為が、こどもの人生にどれだけの悪影響を及ぼすか理解できないのですか？

こどもは小さいからどうせ覚えていない？

子供時代に植え付けられた記憶は大人になっても覚えています。

むしろ、あなたにやられた不快な記憶は、ふとした時に必ず浮上します。

そして大人になって、性についての知識が追い付いた時、

あのときにあなたがやったこんなこと、あんなこと、あなたのあの時のあの顔、あの反応は自分への愛ではなかったんだと気が付きます。

そしてそれに気が付いた時、一生あなたを恨み、

こども時代に無知だった自分と

受け入れることしかできなかった自分への怒りでいっぱいになります。

感情のコントロールがとても困難になります。

こどもの体を触ることはあなたの権利ではありません。

犯罪という言葉以前に、あなたの幼稚で変態な言動によって、

お子様を悲しませることはやめてください。

もう一度、お子様の悲しむ目をよく思い出してください。

あなたがそれをやめて猛反省しない限り、

あなたのお子様も自分の好きなように人を傷つけてもいいんだと思ってしまいますよ。

だってそれをお手本としてあなたが実際にやってきたことなのだから。

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